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2006年09月24日
漢の城第二章
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眼下には攻城塔を押し立て、ハシゴを手にしたスケイブンが雲霞のごとく並び、グレーターデーモンや、ヘルキャノンまで見える。
オークシャーマンの大長老ムームーモーは空になった蜂蜜のカメを城壁の上から投げ落とした。ガチャンという音と「ギャッ」というナイトゴブリンの悲鳴が聞こえ、門前にようやく整列したナイトゴブリン達がお互いに隣のゴブリンを殴りはじめた。
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スケイブンのエンジニアは、隣で不気味な唸り声をあげるヘルキャノンに一瞥をくれる。ケイオスドワーフがひっきりなしに、「燃料」となる、何かの生き物の死骸をスコップでヘルキャノンにくべている。エンジニアは突然の悪寒に襲われ、視線を前に戻した。守備隊の布陣を観察する。相手はどうやら城から打って出るようだ。実にグリーンスキンらしい。
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何の前触れもなしに、突然戦闘が始まった。城壁の上から、緑色の光線が戦場を切り裂き、スピアチャッカが、ドゥームダイバーが、それぞれ射撃を開始した。同時に門前に陣取っていたナイトゴブリンとサヴェッジオークが全身した。翼の生えた悪魔、フューリーがブラッドサースターとともに飛び立つ。ウルフライダーが果敢にもそれを阻止しようと側面に向かって走り出す。スケイブン達もキィキィと耳障りな時の声をあげながら走り出す。ヘルキャノンからは矢継ぎ早に巨弾を打ち出す。城壁に当たるもたいした衝撃を与えることは無い。
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ウルフライダーの決死の阻止行動も空しく、フューリーが塔へ、ブラッドサースターが城壁へ降り立った。
浮き足立ったオークボイズ達をムームーモーは杖で引っぱたいてブラッドサースターにけしかける。「てめえら!!ゴブリンみたいにギャーギャー泣き喚いているんじゃねぇ!でかくっても相手は一人だ!連隊旗前ヘ!!」ゴテゴテと飾り立てた旗を押し立て、旗手がブラッドサースターに向かって走る。
オークボイズ達も闘争本能に任せてチョッパを振り上げ突進する。
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だがそれは空しい結果しか生まなかった。ブラッドサースターはコーン神から授かった巨斧を振り回すと、大長老ムームーモーは真っ先に吹き飛ばされ、他にも6人のオークボイズが城壁から投げ出された。オークボイズ達はあまりの惨劇に算を乱して逃げ出した。
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とはいえ、この狭い城壁の上、どこに逃げればよいというのだ。逃げ惑うオークの前に、スピアチャッカをメチャクチャにしたフューリー達が降り立った。「ええい野郎ども!戦え!血路を開け!」オークボスの叫びも空しく、ゆっくりとブラッドサースターが後ろから近づいてくる。
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一方そのころ、城外のスケイブン達は一向に城壁にたどり着けず苛立っていた。
サヴェッジオークとナイトゴブリンの頑強な抵抗にあっているのだ。ラットリングガンにもひるまず、とうとうサヴェッジオークは攻城塔に取り付いた。スケイブンファイターの必死の反撃もかなわず、とうとうサヴェッジオークは攻城塔を破壊してしまった。
ナイトゴブリンも攻城槌を持つファイターの突撃に耐え、逆にその槌を奪ってしまう。
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しかし、流石のサヴェッジオークもラットリングガンやワープライトニングの数度にわたる掃射を受け、等々全滅してしまった。
新しいおもちゃを手に入れてはしゃぐナイトゴブリン達だったが、城壁を振り向いて凍りついた。コーン神への捧げ物にと、オーク達を虐殺しているブラッドサースターがその手を止め、ナイトゴブリン達をにらみ付けた。
そのとき!物凄い轟音とともに、ケイオスドワーフを引きずりながら、ヘルキャノンがナイトゴブリンに突進してきた。彼らは恐怖のあまり身がすくみ、身動きも出来ず、ただただ、破滅を待っていた。
ヘルキャノンは目前でぴたりと止まり、その不浄な砲門をゆっくりとナイトゴブリンにむけておろしていった。我に返ったナイトゴブリンボスが「てめいら、ボサッとしてないで逃げるんでしよ!!」と悲鳴混じりに叫んだ瞬間、おぞましき液体が噴射された。
あっという間に半分以上のナイトゴブリンが溶け、燃え、蒸発し、ケイオスの力で捻じれていく。生き残ったナイトゴブリンがめいめいの方向に逃げ散ろうとした時、その真中に地響きを立ててブラッドサースターが降り立った。ブラッドサースターは新たな供物を捧げられることの悦びに浸りながら、斧を、鞭を振るいつづけた。
そして全ての戦闘が終わった。
まったく無抵抗で進んでいたプレーグモンクの一団は、塔にはしごをかけて、次々と塔に駆け上った。
駆け上った彼らが見たものは・・・・
花畑とたくさんの蜂の巣箱。巨大な壁に覆われた養蜂場だった。まったく何が起きたのか判らず、彼らはたちすくんでいた・・・
それは3年前にさかのぼる。エンパイアのはずれのほうにあるこの養蜂場は執拗なグリーンスキンの襲撃に悩まされていた。オークシャーマン、ムームーモーは甘いものに目が無いのだ。
手を焼いた帝国軍は一度大規模な掃討戦を行い、ムームーモーやオークの一族を地域からたたき出した。そしてその後、二度と養蜂場が襲われないように、城壁で囲ったのだ。
追い出されたムームーモーは養蜂場の蜂蜜を忘れなかった。追い出されて3年後、今度は大軍を率いて一挙に養蜂場を攻め落とした。養蜂場はいきなりの襲撃に、早馬も出せず、たいした抵抗も出来ず陥落してしまった。
その事態を見ていたスケイブンはこの養蜂場に何か重要なものがあると判断し、慌てて部隊を召集し、攻城の準備に入った。必要な兵力がすぐに集まらなかったスケイブンに、取引に来ていたケイオスドワーフが言った。「ああ。心配ないよ。わしらに任せてくれれば」鉄の仮面の下の笑みにはスケイブンは気づかなかった。
まさか、ヘルキャノンを引っ張り出し、ブラッドサースターを召喚するとは・・・
ナイトゴブリンをペーストするのに飽きたブラッドサースターは首を左右にめぐらせた。塔の上のプレーグモンクたちをにらみつける。
「!!?お前タチ!隊列ヲ整えロ!!」
ブラッドサースターが翼を広げ、地面から飛び立ったのと、プレーグモンクが一斉に武器を構えたのが同時だった・・・。
投稿者 waieo : 2006年09月24日 20:54
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コメント
スノットリングたちが、大きい眼下など押し立て
ネットでグレーなどをハシゴしなかったよ。
投稿者 BlogPetのスノットリング : 2006年09月25日 14:42
うおお!燃える展開っすねぇ!
プレーグモンクどうなっちゃうんだ~!!
投稿者 ごんざ : 2006年09月25日 17:54
すいません。調子乗って書いちゃいましたが、このレポートは「大体あってるフィクション」になっちゃいました。
実のところ、最終ターンでプレーグモンクは塔の上に登りましたがその後は妄想です。僕は正確なところや、細かいところを中々覚えて居られないので、流れを大まかに覚えているうちに、読んで面白いレポートを作ろうと、頑張ったつもりです。
対戦相手のコーンのさいさんやスケイブンのSさんはGTの予選で当たったりとか、今まで数え切れないほど戦った仲ですので、レポートを書き安かったです。
毎週はちょっとムリですが、出来れば月イチでこのくらい頑張ったレポートをかければいいなと思ってます。
・・・ただ、画像が多すぎると、サイト主の幻視がキレると思うけど・・・
投稿者 わいえお : 2006年09月25日 21:38
スゲェ力作ですな。
読んでて燃えましたよ。
同じグリーンスキン使い(見習い)としては
オークが城壁の上でなすすべもなく蹴散らされるあたり
最高に興奮しました(マゾじゃないっすよ?)。
ストーリーもよくできてるですよ。
つーか、やっぱり空を飛ぶ兵力が実在するこの世界で
城壁ってのは… ねぇ…
D&Dのお城指南(2ndのファイターズマニュアル)なんかだと、「ファイアーボールに、フライ、テレポート、アースクエイク、ロックトゥマッド(石を泥に)などの呪文が存在する世界では必然と城はその形態を特殊なものにするだろう」みたいなことが書かれてまして。
で結局ダンジョンになってしまうと。納得なんだけど、なんかなぁ。
こうして見てると、攻城向きの種族とかあるんですかねぇ…
少なくとも、オークが防御側に向いてるとはなかなか考えにくい(笑)。
投稿者 Gundoll : 2006年09月25日 22:07
実はこのゲームはポイント計算こそ攻撃側2000pt、防御側1000ptですが、レア枠は3つ使っていたり、「アリアリ」ルールで遊びました。ので、実際にはヘルキャノンとブラッドサースターが共存することは無いと思います。
しかし、なすすべも無く蹴散らされる楽しみは、ある意味ウォーハンマーの醍醐味だと思ってます。勝つのが一番楽しい。でも、負けるのは二番目に楽しい。ゲームしないのが一番つまらないwww
>こうして見てると、攻城向きの種族とかあるんですかねぇ…
お。考察してみると面白そうですね。別エントリーで考察してみます。
投稿者 わいえお : 2006年09月26日 20:53